地震津波の会では、2つの目的で定期的に減災訓練を実施しています。 一つは、いざという時にみなさんがアプリケーションを使って避難行動につなげていただくため。二つ目は「迅速に・確実につながる」インフラをみなさんと共に検証してゆくためです。
今回9月1日(日)に実施いたしました訓練の結果について、ご報告いたします。
今回の訓練の参加者
(設定にて減災訓練参加をONの方)
1,197人
地震津波インフラの通信状況に関する皆さんの回答を集計しています。
今回の訓練も多くの方が、他のアプリを立ち上げていたあるいは、しばらくスマートフォンから離れており、普段の生活と同様の環境でご参加いただきました。
アンケートの結果、iOS版は97%、Android版は90%の方に通知が届いており、ほぼ正常に動作した結果となりました。
接続状況は9割以上の方が問題なくつながったと回答しています。
次に、みなさんの訓練時の避難行動はどうだったのか振り返ってみます。
「ふーん」って思った方「どうしよう?」と思った方が減少し、避難行動のイメージをできた人が増加する結果となりました。
今後も定期的に減災訓練を実施していきますので、「まず何をすべきか?」といった避難行動を考える機会に繋げられたらと思います。
緊急地震速報が発表された時に何もしていない人が約42%、なんらかの避難行動を取った人が約58%という結果となりました。また、発表後の確認でも、何もしていない人が約2割、なんらかの確認を取った人が約8割でした。
行動ができなかった方は、場所に応じてどういう避難行動を取ったほうが良いのか考えておく必要があります。
「3.70%」でした。
気象庁調べによると、2024年6月30日現在、海水浴場を有する402市町村のうち、284市町村で、津波フラッグの。導入率は71%です。 2024年4月、台湾で発生した地震の際、津波警報が発表された沖縄県内で、津波フラッグを活用した伝達が実施されました。
今回の訓練では、訓練直前に地震が発生しましたが、アプリの動作としては特に問題はなかったといえます。
意識や記憶は行動を伴うことで、持続されます。この減災訓練という行動を通して、みなさんやその周りの人々の避難意識を持続していきましょう。
次回の訓練は2024年12月を予定しています。今後も訓練を実施していきますので、減災意識向上のため、是非ご参加ください。