地震津波の会では、2つの目的で定期的に減災訓練を実施しています。 一つ目はいざという時にみなさんがアプリケーションを使って避難行動につなげていただくため。二つ目は「迅速に・確実につながる」インフラをみなさんと共に検証してゆくためです。
今回12月23日(火)に実施いたしました訓練の結果について、ご報告いたします。
今回の訓練の参加者
(設定にて減災訓練参加をONの方)
982人
地震津波インフラの通信状況に関する皆さんの回答を集計しています。

今回の訓練も約4分の3の方が、他のアプリを立ち上げていたあるいは、しばらくスマートフォンから離れており、普段の生活と同様の環境でご参加いただきました。食事中、外出中、帰り道の電車の中など、さまざまな環境での訓練となりました。

アンケートの結果、iOS版は94%、Android版は91%の方に通知が届いており、概ね正常に動作した結果となりました。今後も早く、確実に緊急地震速報を送るための整備を進めていきます。

接続状況は、iOSは96.0%の方が問題なくつながったと回答しています。Androidは96.7%の方が問題なく繋がったと回答され、前回の訓練と比較しやや改善しました。
次に、みなさんの訓練時の避難行動はどうだったのか振り返ってみます。

今回訓練通知を見た時に「揺れに備え、まず何をすべきかイメージした」人の割合は67%で、前回よりはやや下がりました。ただ、「ふーん」って思った人の割合は3ポイント減り、どうしようと思った人も増えたことから、訓練に対する意識は全体としてやや改善されたと見て取れます。
今後も定期的に減災訓練を実施していきますので、「今いる場所や状況で、まず何をすべきか?」といった、実際の避難行動をイメージする機会に繋げられたらと思います。


緊急地震速報が発表された時になんらかの避難行動を取った人が61%で、前回訓練よりもやや減少しました。
また「その後確認したこと」は多い方から、地震に関する情報(60%)、周囲の状況(41%)、火の元・ガスの元栓(28%),家族の安否(26%)となり、傾向は変わりませんでした。ただ、「地震に関する情報」、「周囲の状況」と回答した割合が、前回よりも10ポイント増加しました。

Q,地震により万が一出火してしまった場合、消火器で初期消火ができる「限界」のタイミングはいつでしょうか?

正解は「2.炎が天井に燃え移ったとき」でした。
天井に火が移ると、火は横に一気に広がり、輻射熱(放射熱)によって部屋全体の温度が急上昇します。こうなると、消火器一本では太刀打ちできず、避難経路も断たれる危険があるため、即座に避難を開始しなければなりません。

今回の訓練は年末の平日夜に行われた訓練でしたが、皆さんさまざまな状況で、できる範囲での避難行動を取れたのではないでしょうか。12月8日に発生した青森県東方沖の地震など、今年2025年も規模の大きな地震が複数発生し、多くの被害が出ました。地震はいつ起きるかわかりません。次回の訓練も、「訓練だから」と気を緩めることなく、「地震が起きた」という意識で行動してみてください。
意識や記憶は行動を伴うことで、持続されます。この減災訓練という行動を通して、みなさんやその周りの人々の避難意識を持続していきましょう。