地震津波の会は、この10月でスタートから2年半がたちました。
減災訓練や調査を通じ、アプリの状況のフィードバックをいただくなど、みなさまのご参加により、どんな時でも迅速に必要な情報へアクセスできるコミュニティを目的として活動しております。
この間、日々のお問い合わせや訓練でのフィードバックを頂きながらアプリの改善を実施することができました。みなさまのご協力に感謝いたします。
ここで昨年度の地震津波の会の活動状況を簡単ではありますが共有させていただきます。
2014年度の活動
会員数
2014年度(2015年2月末時点)の会員数は5,061人となりました。
皆様から集まった運営資金
2014年度(2015年2月末時点)に皆様からいただいた年会費は、合計で10,935,725円となっています。
設置されたサーバ/津波レーダー
いただいた資金は設備への投資、アプリの改善開発、および予測データの取得が主な使い道となっています。
2014年度は、皆様からいただいた会費をもとに、地震や津波の情報を配信するためのサーバーを合計で4台設置いたしました。
また、24時間津波を監視する津波レーダーを新たに7台設置、アプリの津波情報に追加いたしました。
訓練を通した接続状況の改善
減災訓練では、アプリケーションを使い、いざという時に備えて身を守る術を身に着ける目的と、「迅速に・確実につながる」インフラを皆さんと共に検証してゆく目的があります。
Ver2.0.0のアプリをリリース後に「最近つながりにくい」という声をいただき、8月に調査をおこない、皆様から頂いた結果を元にアプリケーション改修を実施しました。
訓練での調査の結果、iPhone端末では「問題なくつながる」と感じた方が8月の調査時53%から86%に。Android端末でも8月の調査時42%から84%に増加。
訓練時に「起動しない」等の現象の報告コメントもほぼないため、改善結果はあらわれているといえます。
今後の活動について
今後も訓練を継続的に実施し、会員の皆様の避難行動の意識向上と、「迅速に確実につながる」部分をみなさまと定期的にチェックしていければと思います。
そしてこれからも、地震や津波が発生したときの情報伝達方法や、必要となる情報の種類について「皆様とともに」考えていきたいと思います。