報告6月11日減災訓練の結果

先日、6月11日(火)に第2回の減災訓練をおこないました。

この減災訓練は地震発生時の避難行動のイメージを会員の皆様に持ってもらい、いざという時の減災につなげるため、また、迅速なインフラを会員のみなさまと構築していくために実施してゆくものです。

今回は夜間、多くの人が家で夕食、あるいは夕食後くつろいでいるタイミングで大規模な地震が起こることを想定し、多くの人が同時に地震の情報に接続した際、皆さまの端末がしっかり接続できるのかをチェックしました。

みなさまからのフィードバックを元に第2回の訓練の結果をご報告いたします。

避難行動をイメージできたか?
行動できたか?

緊急地震速報の通知がきて、とっさの際の避難行動をイメージできたかどうか、また実際に行動できたかどうかを聞きました。

イメージできても行動に移せた人は3割

全体でみると初回の訓練時よりも多い8割の人が避難行動をイメージできました。

一方で、実際に行動できた方は少なかったようです。 避難行動をイメージできた人の中でも、行動にうつせたのは約3割の人にとどまりました。

いつやってくるかわからない、大きな地震。

今後はこの減災訓練を通じ、皆さんがイメージだけでなく行動もできるよう、様々な試みを実施していきたいと思います。

地震情報に接続されるまでの時間は?

緊急地震速報画面から詳細な地震情報にアクセスにどのくらい時間がかかったのか、皆さんの感覚を聞きました

7割以上が3秒以内に接続

初回の訓練では、接続時の不具合もありましたが、今回はその部分も改善されて、7割以上の方が3秒以内に接続ができていることがわかりました。

一方で、まだ5秒以上かかっているという報告も少なからずあります。

接続時の環境や設定によって違いがないかどうか、引き続き調査を続けていきます。

接続のスピード感覚について

訓練の情報を受信し、地震情報へ接続した、体感的なスピード感覚を聞きました。

Wi-Fi回線は8割が速いと感じる

Wi-Fi回線では8割以上の人が、問題なく速いと感じました。

またLTEや3G回線でも7割の方が速いと感じています。

ただ、皆さんから頂いたコメントをみてみると、LTEや3G回線の環境でも場所によってスピード感覚の差があるようです。

【注意】モバイル回線は有事の際は輻輳現象が発生し、つながりにくくなります。Wi-Fi回線の方がいざという時の安心安全ネットワークと言えます。

接続が速いと感じる秒数って?

地震情報への接続時間と速さの体感の相関を見てみました。

3秒以内なら速いと感じる

3秒以内だと速いと感じる人は8割以上。7秒以上かかると、さすがに速いとはいえないようです。

迅速につながっている感覚は3-5秒の間にあるといえます。

最初の通知からの接続スピードは?

端末に訓練通知が届き、ロック状態を解除して緊急地震速報が表示されるまでの接続時間を聞きました。

3秒以内が7割と回答

4割が瞬時に接続ができ、合わせて7割が3秒以内に接続できていることがわかりました。

過半数の人が「速い」と感じる状況で接続できていることになります。

初回の訓練よりも接続に3秒以上かかったと回答した割合は少なくなりましたが、まだ3割近くの方は起動するまでの秒数がかかっているようです。

この点に関しても、端末の設定か、接続環境なのか原因を探ってまいります。

緊急地震速報は届きましたか?

緊急地震速報の訓練通知が届いたかどうかをききました。

Android端末の一部で届かず

多くの参加者のみなさんには、正常に瞬時に届いた一方で、届かなかった方が約3割いらっしゃいました。

初回の訓練にて判明した不具合とは異なり、Android端末の一部で発生していたOSの通知機能の不具合が原因です。

この不具合に対しては近日中に修正版をリリース予定です。

地震津波の会アプリの満足度は?

現在の地震津波の会アプリを使用してみての感想を聞いてみました。

8割が満足

半分の方が満足、3割の方がまぁ満足と答えており、合計8割以上の方が現在のアプリに満足している結果となりました。

一方で不満と答えている方の情報もあわせて分析し、問題点を解決していきます。

カウントダウン機能について

いざという時の重要な情報に

7割近くがとても便利と回答。不満と回答されている方はいませんでした。

緊急地震速報におけるカウントダウン機能が、いざという時の減災につながるひとつの情報として、みなさんと活用方法を考えていきたいと思います。

減災訓練に対するご意見

前回は一人での参加でしたが、今回は夜の訓練と言うこともあって、三歳の娘と一緒に訓練に参加しました。
保育園でも避難訓練をやっているためか、一生懸命に机の下に隠れていました。机の下で二人で地震への備えの話ができたのは、父親として少し嬉しかったです。

みなさんが情報を受けてから、どんな行動を考えるのか知りたいです。

今回は完全な時間指定での訓練でしたが、ある程度の時間の範囲の中で抜き打ちでの訓練も良さそうに思います。

心がまえを養う意味では、訓練は繰り返し参加していま何をすべきかが徐々に分かって来ました。真剣であれば避難や対応のスキルがアップ間違いなし。

訓練を振り返って

2回目の減災訓練を実施いたしましたが、初回と比べて2倍の方々の参加がありました。

初回は日中の正午という時間帯でしたが、それに比べると夜間の方が参加しやすいとの声も多く頂きました。

訓練を通じては、接続の集中時にサーバーへの負荷には影響がなかい事がわかったものの、一部の端末で通知が届かない事もわかり、その点に関しては原因が判明したためアプリケーションの改修対応をしております。

今後も、とっさの時の行動をイメージしたり、接続環境をチェックする訓練を継続して行っていき、みなさまの避難活動に役にたつインフラ構築を進めていきたいと思っています。

あわせて、皆さまと一緒に地震津波の会の情報の在り方をこれからも考えていければと思います。よろしくお願いいたします。

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